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    • 2016/10/6 15:53
    • 山田さん、明日が楽しみですね。その2
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    • それから数日。何事もなかったように私達は作業を続け、目標分の木を加工することができました。

      仕事が無くなったものの他の担当箇所に行くのも面倒だったため、佐藤さんと雑談することに。

      「そういや田中ちゃんの原付のブレーキランプ切れてるで。早めに直しときや」
      「そうだったんですか。細かいとこまで気が利く流石佐藤さんですよ。あ、昨日のテレビ――」

      急に視界が暗転したと思いきや佐藤さんのすぐ後ろで何やら動く影のような物が見えた気がしました。

      違う……。
      佐藤さんからそれは発生していました。

      黒い靄のようなそれはすぐに消え、気が付くと佐藤さんが心配そうに私を見つめていました。

      「……あ、いや何でもありません!」

      こんなローテーションで霊的存在を目視するのはいくらなんでもおかしい。
      もしかしたらこの工場に何か黒い過去があるのでは……?

      考えていると体調が悪くなり、その日は早めに帰らせて頂くことに。



      帰宅後、薬を飲んで布団の中でウトウトしていると携帯の着信音。

      見ると知らない番号からでした。

      友達が機種変更したのかなと何気ない気持ちで電話をとりました。

      「もしもし?」
      「あ、田中ちゃん?佐藤やけど大丈夫か?」









      あれ?
      佐藤さんに番号を教えた記憶がない。

      「何で番号知ってるんですか」
      「あぁ、社長に頼んで履歴書見せてもらったんよ」










      履歴書には実家の番号しか書いてない。
      携帯は肌身離さず持っているし画面ロックもしている。
      さらに職場で携帯を見ることは稀しかない。

      佐藤さんが私の番号を調べる手段は……ない。

      「なんで嘘つくんですか?番号なんて知りようがないじゃないですか。履歴書には実家だけのを書いたんですよ!?」
      「……しくじったなぁ、まぁえぇわ」

      背筋に走る悪寒。
      そうか……昼に見たのは霊なんかじゃなかった。

      「山田さん、明日が楽しみですね」
      「なんで……その名前……」

      負の感情がオーラとして見えたんだ。

      それが私に向けて。

      「じゃ、おやすみなさい。山田さん」

      すぐに通報した結果、佐藤は私に近寄ることを許されないことになりました。

      そして『山田』
      親が離婚する前の私の旧姓です。

      死んだ者より生きている者の方がよっぽど怖いんですよ?

      あ、もちろん山田も仮名ですから。

      暇ついでに5分で描いた男に下ネタを振られたロリ先輩↓

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