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    • 2016/10/5 0:30
    • 山田さん、明日が楽しみですね。その1
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    • これは私が木を扱う工場で働いていた時のお話です。

      当時18歳だった私(仮名:田中)は、とある工場にパートとして働くことになりました。

      数ヶ月ニートだったこともあり、久しぶりの仕事になかなかついていけず初日はその場の担当者(仮名:佐藤)に任せっきりという形に。

      ひたすら平謝りしましたが、佐藤さんは気にしないでいいよとフォローをかけてくれました。

      それから数ヶ月間、着々と仕事を覚えていき佐藤さんと同じレベルの仕事を任されるようになりました。

      「田中ちゃんは飲み込みが早いなぁ。でも危ない仕事任されへんか心配やわ」
      「佐藤さんが守ってくれますから大丈夫ですよ。いつもありがとうございます。私のケアは任せました(笑)」
      「任せとき、田中ちゃんにはケガさせへんように24時間ついとるたるわ」
      「それはウザい」
      「僕の純情を返せ!!」

      そんなふざけ合えるやり取りまで出来るように私達は仲良くなりました。

      そして、とある日のこと。

      愛車である原付の隣で帰る準備をしていた私は、突然耳なりに襲われました。
      耳なりは私にとって警報みたいなもので、これが起きるといつも決まって動く影や透けた人間、足だけが見えたりなど、とにかくビビりには良くない知らせです。

      ここ1年ほど耳なりが起きなかったため、完全に焦った私はあろうことか原因を探るために辺りをキョロキョロと見渡してしまいました。

      するとやってきたのは佐藤さん。

      「どした急に挙動不審になってんで」

      どうやら様子がおかしくなった私を心配して駆けつけてくれたみたいです。

      「虫がいっぱい居たので…」

      私は気分の落ち込んだときや怒っているとき等、負の感情を抱いた時、特に霊感が強く働くみたいなのです。

      不安定なこの能力を他人に面白がられたくないため適当な嘘をつきました。

      田中ちゃんが無事ならいいわ、と佐藤さんは踵を返して仕事の後処理をするため戻っていきました。

      気が付けば例の耳なりは治まっていて、きっとこれは気のせいなんだと思うことにしました。

      私はいつも通り、佐藤さんが見えなくなるまで見送った後に帰路につくことに。

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