ブリジットさんとモバ友になろう!
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- 2016/9/5 14:40
- 闇夜に覗く顔 part1
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- これは、私が夜中にコンビニに行った時の話です……。
その日は夏だというのにヤケに肌寒い日でした。
私が1人でテレビを見ていると、母が私の隣にやって来て、お腹が空いたからコンビニで何か買ってきてと言いました。
暇を持て余していた私は快く承諾し、コンビニに向かうことにしました。
玄関を開けると鳥肌が立つほど更に寒くなり、まるで私の行く手を阻んでいるようにも感じました。
私の部屋はアパートの三階なのでもちろん階段を降りなければなりません。
何も考えずに階段を降りていると、ふと背後から気配を感じました。
すぐに振り返ってみましたがそこには誰もいません。
少しおかしいなぁと思いながらも私は母から言われた通り、コンビニに向かって目的の品を購入しました。
そして帰ってきた私の目の前には先ほどの階段。
毎日見ているのにも関わらず、その日はいつもより不気味に感じました。
蛍光灯もジリジリと音を鳴らしながら点滅を繰り返していて、まるでホラー映画みたいだなぁと、あまり深く考えずに階段を昇ることに。
二階まで登った所でまたあの気配を感じました。
今度は振り返らずそのまま進んでいると
カサッ
何者かに後ろ髪を触られた気がして、すぐさま振り返りました。
でも誰もいないのです。
パニックになった私は階段を駆け上がり、三階に到着しました。
ここまで来ると玄関は目と鼻の先ですし、もう安心だと胸を撫で下ろしました。
玄関の鍵を開けようとした時、ふと先ほど触られたような気がした後ろ髪に違和感を感じました。
「まさかね……」
何も無いことを祈りつつ、私は右手で髪を触ってみました。
すると何かがついているのです。
それを握りこみ、目の前で確認してみると
- これは、私が夜中にコンビニに行った時の話です……。