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    • 2014/11/4 12:41
    • Recycling Gorilla wars
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  • "アバター"
    • リサイクルゴリラ Steam×Gothic編 について:
    • 「なぁ、リサイクルゴリラって知ってるか?」

      外の世界で広がる惨劇。
      同胞が次々に改造され自我を奪われている状況の中、彼は私に訊いてきた。

      質問に軽く頷く。

      リサイクルゴリラとは日記を書くとアイテムをくれるという面白いゴリラだ。

      しかしその認識は変えざるを得ないようだ。

      そのゴリラは不要なアイテム、いや、私の仲間達を――。

      「見つかるのも時間の問題か」

      彼は俯きながら呟いた。

      ここはマスターのバッグの奥底。

      私たちが生き残っているのは私たちがマスターのお気に入りだからなのか、場所が良かったからなのかそれは分からない。

      『ウホウホッ』

      奴の声がバッグの中まで響いてくる。

      どうやら見つかってしまったらしい。
      バッグの底まで光が差してきていた。

      暗転。

      数秒暗闇が広がったと思うと、再び明るい光が私達を照す。

      いや――私だけだった。

      見上げると奴の手が彼を掴んでいる。

      やめろ。

      声を出そうとするが恐怖のあまり言葉に出来ない。

      「なぁ、もし俺が無事に帰ってこれたら結婚しよう。その時までに俺の好きなパインサラダも用意しててくれ。だから――」

      絶望の淵に立たされていながらも彼はいつも通りの優しい目で私を見ていた。

      ゴリラの力でその半身が砕かれていようとももう助かる道はどこにもないと知っていながらも、彼は笑っていた。

      「お前はマスターのお気に入りだ。リサイクルされることなんてない」

      違う。
      私はリサイクルされるのが怖いんじゃない。

      彼を失うことがどうしようもなく怖いだけなんだ。

      「い、や……いやだよ……。行かないでよ……」

      いつの間にか涙で掠れた声が喉から発せられた。

      「初めて喋ってくれたな。思ってた通りの可愛い声だ」

      この想いを彼に届けなくては。
      気持ちを伝えられないまま、さよならなんて。

      が、ゴリラは待ってくれなかった。

      無情にもゴリラは彼を完全に砕き、バッグの外へと居なくなってしまった。

      さようなら言えなかった。
      気持ちを伝えることが出来なかった。

      いつも側にいた彼はもういない。

      私は言葉にならない叫び声をあげていた。

      もうこの想いは伝えられない。
      でも少しでも救いがあるのなら、私を見ている神様がいるのならどうか彼に届けてほしい。

      「愛しています」


      さようなら、名前もよくわからない眼鏡さん。
      なんかスゲェダサい眼鏡だったよ。

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