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- 2012/11/22 0:14
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- <鳩山元首相>「民主の公認条件従えぬ」政界引退を表明
民主党の鳩山由紀夫元首相は21日、地元の北海道苫小牧市で記者会見し、衆院選(12月4日公示、16日投開票)に立候補せず、政界を引退すると表明した。党執行部は公認の条件として野田佳彦首相が推進してきた消費増税、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への賛成を求め、鳩山氏はこれに従えないとして引退を決めた。(毎日新聞)
三年前、民主党は政権交代を成し遂げた。ただし、これはなにも「歴史的」なことはない。戦後、55年体制が構築されて以降、日本は自民党の事実上の一党独裁政権になっていたが、明治からの政治体制を考えると、何も真新しいものはない。
ところで、鳩山由紀夫元首相は国民から「ルーピー」と揶揄され、多くの国民が怒ったとされている。僕は政治家に対して文句を言うつもりは一切ない。加えて、鳩山元首相の外交政策は本当に「失策」だったのか。少し長いが、鳩山氏の今日のコメントを引用する。
私が首相を退陣するきっかけともなった沖縄の基地問題です。
いまも、米軍の不祥事が続いています。現状において日米安保体制が必要不可欠の存在であることは申すまでもありません。
しかしながら、これからの日本の政治リーダーには、いかにして、我が国及び東アジアの平和と安定と、沖縄の皆さんの負担の軽減との両立を図るかに、たとえそれが匍匐前進であろうとも、日々努力を積み重ねていただきたい。(中略)もう一つ、これも沖縄の基地問題にも関わることですが、平和外交という点です。私たち日本と日本人は、もう二度と、決して戦争を起こしてはならない。外交は忍耐の積み重ねです。その場しのぎの、勇ましい言葉は、国の将来を危うくします。いまこそ、未来を見据えた本当の愛国心が、問われているのだと思います。(鳩山由紀夫HPより引用)
この文を読んで、鳩山氏は「リアリズムとユートピアニズムに押しつぶされた政治家」という印象を受けた。
リアリズムとは、歴史的プロセスを重視し、それに沿った外交交渉を行っていくもので、ユートピアニズムは、所謂「国連中心主義」に基づいた世界平和の実現を目指すもの。
僕個人としては、この鳩山氏の発言は素晴らしいと思う。しかし、日米安保体制の存続意義についてのリアリズムからの批判は酷かった。リアリズムも、ユートピアも、どちらも間違ってはいない。鳩山元首相、お疲れ様でした。
- <鳩山元首相>「民主の公認条件従えぬ」政界引退を表明