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    • 2020/3/24 11:31
    • ある日の朝  その1
    • コメント(2)
    • 閲覧(27)
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    • 暇にまかせてショートショートを書いてみました。
      興味の無い方はスルーしてください。

      目が覚めると、見知らぬ天井が見える。
      慌てて辺りを見回すと、壁も見たことないし、調度品も見た事ない物ばかりだ。
      ホテルでは無く、どこにでもある家の感じだ。
      カチャリとドアが開く音がして女性が入ってきた。
      俺は、慌てて寝たふりをする。
      ヤバイ、昨日はこの女の家に泊まってしまったのか。
      気がつけば、俺は寝巻きを着ている。
      最悪の状態だ。
      妻に何て言い訳したらいいんだ。
      とにかく、この家から出なくては。
      女が出ていくと、俺は起き上がろうとした。
      身体が酷く重たい。
      その上頭がひどく痛い。
      昨日は飲み過ぎたかな、などと考えながら、布団から出る。
      俺の服が見当たらない。
      部屋から出ると、女性が台所に立って、ガチャガチャと皿でも洗っているんだろう。
      女性がこちらを振り向いた。
      全く記憶に無い女性だ。
      「昨日は、お世話になりました」
      「どこかへお出かけですか」
      「ちょっと長居をしてしまったみたいですけど、家に帰ります。私の服は、どこにありますか?」
      女性は俺の質問には答えずに、「あなた~、ちょっと来て」
      何て事だ、人妻の家に泊まってしまったのか。

      つづく

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