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- 2020/3/24 11:31
- ある日の朝 その1
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- 暇にまかせてショートショートを書いてみました。
興味の無い方はスルーしてください。
目が覚めると、見知らぬ天井が見える。
慌てて辺りを見回すと、壁も見たことないし、調度品も見た事ない物ばかりだ。
ホテルでは無く、どこにでもある家の感じだ。
カチャリとドアが開く音がして女性が入ってきた。
俺は、慌てて寝たふりをする。
ヤバイ、昨日はこの女の家に泊まってしまったのか。
気がつけば、俺は寝巻きを着ている。
最悪の状態だ。
妻に何て言い訳したらいいんだ。
とにかく、この家から出なくては。
女が出ていくと、俺は起き上がろうとした。
身体が酷く重たい。
その上頭がひどく痛い。
昨日は飲み過ぎたかな、などと考えながら、布団から出る。
俺の服が見当たらない。
部屋から出ると、女性が台所に立って、ガチャガチャと皿でも洗っているんだろう。
女性がこちらを振り向いた。
全く記憶に無い女性だ。
「昨日は、お世話になりました」
「どこかへお出かけですか」
「ちょっと長居をしてしまったみたいですけど、家に帰ります。私の服は、どこにありますか?」
女性は俺の質問には答えずに、「あなた~、ちょっと来て」
何て事だ、人妻の家に泊まってしまったのか。
つづく
- 暇にまかせてショートショートを書いてみました。