マーテルさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2012/10/27 8:35
- 減価償却抄訳2
-
- コメント(0)
- 閲覧(4)
-
-
- では次にこの建物を”10年後の決算が終わって10か月目”に売却したとしましょう。
仕訳は以下のようになります。
減価償却累計額 180,000 / 建物 1,000,000
減価償却費 15,000
現預金 500,000
建物売却損 305,000
仕訳の中に”減価償却費”が出てきました。
この科目は本来なら決算の時にしか出てこないと説明しました。
ここが混乱するところなのですが実はこの仕訳、決算で行うべきところを売却時にしているだけなのです。
なのでこの科目が出てくるわけです。
減価償却費は資産を使った分だけ計算します。
今回は10か月使ってから売却したので、10か月分の減価償却費を計算します。
(100万円 - 残存価格10万円) ÷ 50年 × 10か月 ÷ 12か月 = 15,000
先ほどの仕訳と比べると「建物売却損」が少なくなっていますね。
これはなぜかというと先ほどに比べてこの建物の価値が、さらに10か月分減っているからです。
前例では建物の価値は82万円でした。
しかし今回はさらに10か月分使っているので建物の値打ちは 80.5万円しかありません。
なので80.5万円のものを50万円で売却した……つまり30.5万円の損失になった、というわけです。
以上、簡単に説明しましたがいかがでしょうか?
疑問等があれば返信してください。
時間の制約上すぐにはお答えできない場合もありますが、できるだけ分かりやすく解説したいと思います。
- では次にこの建物を”10年後の決算が終わって10か月目”に売却したとしましょう。