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- 2011/3/23 21:31
- 被災その7(卵が無い理由)
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- 被災者の皆さん、スーパーにあまり卵が並んでませんよね。
理由はエサが無いそうからだそうです。
トウモロコシを輸入するための港が消滅。カキ殻や魚粉といった材料を作る工場も沿岸にあったので消滅。
鶏はエサが無くても一ヶ月くらいは死にませんが、当然卵は産まなくなります。
とある仙台の田舎の小さな鶏卵農家は、エサを節約しているため、卵が一日あたり60個、普段の四分の一しか産まれないそうです。
その鶏卵農家のエピソードを紹介します。
①震災当日。まだ電気が復旧する前、被害の全貌もわからないうちから「これはやばい」と思い、寺に卵200個を寄付。
②避難所で炊き出しをする人が来て「炊き出しのおかゆに卵を付けたいので、卵が余っていたら売って下さい」と言うと、ポンと卵300個を無償で提供。さらに灯油など、避難所で役に立つものをあらかた渡す。
※ちなみに、ここの卵は高級卵。なんと10個で500円と、普通の二倍以上の値段。それを無償提供。どこぞの悪徳スーパーとは天地の差。
③ガソリン不足の中、家中のガソリンをかき集め、週に一度、水曜日の仙台市街への配達を続けるプロ精神。
→地震でヒビが入り住民が避難したマンション。そこに住む客も当然避難しているが、それでも卵は配達していく。
→翌日、まだ店がどこも再開していなかったので食料が無く、仕方なくマンションへ戻ってきた客が配達されている卵を見て感動。電話で涙ながらのお礼を言う。
……すげえっす。
と、言ってみましたが。
一部の人は気づいたでしょう。
これ、うちの親父です。
今日やっと実家へ帰り、この話を聞いた時、不覚にも親父を尊敬してしまいました。
実家は、一次被害はあまりありませんでしたが、経済的な二次被害はもはや廃業レベルに達します。
実はうちは鶏卵農家なのです。ニワトリがたくさんいます。
しかし先に述べたように、エサを入手する手立てが無いために苦しんでいます。
にもかかわらず、困っている人々を助けようとする親父。
俺にはとても真似できません。本当に尊敬します。
恥ずかしいので本人には言いませんが(笑)
一昨日の荒浜のショックからは、多少立ち直りました。
絶望してばかりいられません。
俺も親父のように人のためになることをしたいと、強く思いました。
一日も早い復興へ向けて。皆さん、頑張っていきましょう。
- 被災者の皆さん、スーパーにあまり卵が並んでませんよね。