スピアナートさんの日記

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- 2010/5/17 21:12
- 怪談話　２
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- 前の話と同じ会社が舞台。こちらの話は去年別のサイトで日記にしました。
  そのまま載せたので、前の話と会社説明等がだぶってますがご勘弁を
  
  確か去年の6月頃の話。知り合いの会社の社長から、昼飯の誘いの電話から始まります。この社長とは、大学の自主映画の仲間で、偽の心霊写真作りを某局でアルバイトを一緒にやってた仲です。彼はその後、オカルト専門の映画会社を設立して、現在にいたってます。
  
  昼前に会社に着くと、「昼飯前にテープ1本見てくれない」と、編集室に連れていかれました。だいたい人を脅かす映像専門の会社、嫌な予感がしましたが、昼飯ごちそうになるし、いいかと見ることに。
  
  編集室には、俺と社長とそれを撮った監督の3人。
  テープは、テレシネといって16ミリカメラで撮影したのをビデオにしたもの。まだ編集も何もしてない、撮影状態のテープ。音声も当然入っていない。何カットか見てる内に、撮影場所は多摩にある、元病院跡のスタジオと解った。オカルト物はよくここで撮影されている。昔から、幽霊話に事かかない場所である。何カットか見ていくと、突然背筋に悪寒が・・・・・
  思わず「今のカットもう一度見せてくれ」と言ってしまった。社長も、「やっぱ気がついたか」と薄ら笑い・・・
  テープが巻き戻されて、問題のカットが・・・
  
  1F病院廊下。片側は窓。窓外にはブルーバック。これは、最終的には病院の3Fのシーンになる。このブルーバックは、3Fから見える夜景が合成される。
  
  カチンコ打たれる。カチンコが消えると、女の子の後ろ姿。歩きだす女の子。カメラはドリーで彼女の後を追う。彼女が立ち止まり、窓の外を見る。現在はブルーの布だが、完成時は伊豆の夜景が広がる予定。
  立ち止まった女の子をカメラがゆっくり追い越す。
  横顔、そして窓に写る彼女の顔。カメラはその位置で固定。でカット。
  別にNGではない。最終女の子と窓枠。ガラスに写る彼女の顔。他の写りは、編集で消される。そう、カメラマン、助手も写ってる。黒い服は着てても、多少の写りはでる。それと、白い服を着た、血だらけの顔の少女も・・・・・