妙楽さんの日記

更新する

- 2009/3/1 0:18
- 京都伏見稲荷大社様霊験記
- コメント(3)
- 閲覧(41)
- そして、その御利益は、どんな御利益であれ、実は実在世界において、すでに初めから与えられていたものが、『現象世界の旅』の途上において、神仏様の御力により、時間空間という認識の形式を通して、仮に姿を現したものなのです。
  さて、本当の私達は時間空間を超越した『今ここ』という実在世界に無限の命と無限の豊かさを与えられて生きている完全無欠な存在なのだという、この根本の真理を把握しておけば、盲目的信仰という迷路に陥ることもなく、世間の程度の低い霊能者達が繋がっている、霊界の低い階層につながって翻弄されることもなく、三次元世界の時間で、およそ七千年はかかる『現象世界の輪廻転生の旅』を無事に終わらせることができるでしょう。」
  白梅様のお話が終わると、見渡す限りに咲き誇る白梅の花が姿を現し、雅楽のような笛の音が聞こえてきて、命婦様の見守り給う御前にて、白梅様が舞を始め、やがて不思議な旋律の歌を歌い始めました。
  「とこしえの
  時の流れの
  たまゆらを
  この世に生きる
  我は旅人
  とこしえの
  命の姿様々に
  この世に生きる
  我は旅人
  たまゆらを
  個として生きて
  とこしえの
  命に帰る
  我は旅人
  とこしえの
  時と見ゆれど
  まことには
  時にはあらず
  『今』のあるのみ
  とこしえの
  旅と見ゆれど
  まことには
  旅にはあらず
  『ここ』に在るなり
  たまゆらを
  この世に来ると
  見ゆれども
  来るにはあらず
  『ここ』に在るなり
  たまゆらを
  この世を去ると
  見ゆれども
  去るにはあらず
  『ここ』に在るなり
  様々に
  変わる姿は
  まことなる
  我にはあらず
  仮そめの
  その折々の
  姿なり
  まことには
  時空はあらず
  感覚に
  時空はありと
  映るのみなり
  まことには
  変化はあらず
  感覚に
  変化はありと
  映るのみなり
  まことなる
  我は動かず
  いずこにも
  去らず
  来たらず
  とこしえの
  『今』を
  『ここ』にて
  生きるのみ
  『今』てふ時に
  『今』生きるのみ
  まことの我は
  『今ここ』に
  光り輝く命なり」
  歌い終わると白梅様がまたおっしゃいました。
  「さて、…」
  …つづく