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- 2015/12/25 18:47
- 007 スペクター感想
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- ねたばれ。
ジェームス・ボンド氏、仇敵の娘愛にくた○れと言われ、惚れる。
……なぜ、そんなところに立っているの。なぜ、自ら進んで狩ったり狩られたりしているの。そっちの道を歩かなくったって、前に進む手はある……
同じようなことを前にも聞かれた。衝撃的な事に、その時僕の中には何も無かった。まじめな話、まじめに話せる内容が無いようであった。馬鹿みたいさ。
やがて理由が出来て、それは僕の中で一気に燃え広がった。間違っていると指摘してくれる人もいたけれど、その時の僕自身にはその復讐の火を消すことはできなかった。
あらゆるものが流れ去っていく。敵、味方、組織、時代、あの燃え上がる復讐心さえ。そして、最も信頼するものたちも例外無く。全て洗い流された。今、突き進んだ道の先に、僕一人が佇んでいる。
今、それが為すべき事であるが故に、僕はこの道を行く。僕が知る限り最も正しい道を行く人に、最期に託された事であるが故に。支え合って立つものがもう何処にも残っていないとしても。
で、それが終わったら?どうする。
かつての幽霊達の廃城には、今は大穴が空いて崩れかかっている。この穴に飛び込んだらどうなるかって?その先天国か、地獄か。いいや、単にロンドン、テムズ川沿いのヴォクソールクロスに出るだけという可能性は、まだ残されている。
ダニエル・クレイグシリーズの集大成として、まともな仕上がりになっている。結構楽しめる。観に行って損はない。
なお、みどころは、
悪役のブロフェルド!
ボンドの事を殺したいほど好きすぎてあの手この手で嫌がらせし続けるという悪役の鑑!主役を亡きものにするためなら予算は惜しまないぜ!秘密基地とかぶっ壊されたけどへっちゃらさ!(片眼えぐられながら)
なんというか身の滅ぼし方が自業自得すぎて美学すら感じる。
- ねたばれ。