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- 2014/9/27 21:34
- 最近誕生日だったので
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- だったので、炎の戦線エルアラメインを借りてきてしんみりした気分になることにした。(この日本語タイトルの空気のよめなさはやばい。)
久しぶりに見たけど、良い映画。内容を言うと、イタリア軍前線部隊の硬直戦と撤退がメインなので、派手な映画ではない。(メイン戦力は迫撃砲だしな……。)
加えて中盤からは完全無補給かつ原動機付きの移動手段なしというデスマーチ型ロードムービーと化すので、全員白目をむきながらとぼとぼ歩いていくだけという、すさまっじい状況に。
でも、不思議と心を落ち着かせて見ることのできる懐の深さを持った映画。鼻水と熱射病と土埃の匂いのなかで、死と隣り合いながら歩いていく。あらすじだけなら悲劇的なだけの内容だ。というか実際、悲劇だ。しかし、イタリア男だけしか映らない舞台が女々しくなりすぎることはない。もちろんドライな話ではないが、その辺りの叙情の案配は完璧に仕上げてある。
さあ、熱射病にうなされながらこの映画を楽しもう。美しい砂漠で、蜃気楼に惑わされながら、深く胸に残る物語に身を投じよう。
- だったので、炎の戦線エルアラメインを借りてきてしんみりした気分になることにした。(この日本語タイトルの空気のよめなさはやばい。)