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- 2013/6/29 11:33
- 謎の失踪事件 エピローグ
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- 無責任な飼い主によって山に捨てられ、ネズミの害に悩んでいた人間と、孫のいない寂しさを紛らわそうとしていた人間のあいだに挟まれながらも、猫たちは懸命に生きて子孫を残していきました。
やっと飼い猫らしく産まれるようになったと思ったら、その小さな芽がつまれてしまいました。でも、まだ負けてはいません。子を探す母猫の声は、発情の太く力強い声に変わりつつあるからです。
もし彼女が普通の猫であれば、また子が産まれたとしてもこのことを忘れず、あそこにはもう近寄らないでしょう・・・
四つの光
田のかかし
蓮の花が開くようなポン!という小さな音を立て
半透明のカプセルに包まれて
私の膝の上にやってきた四つの小さな命
跳んだり跳ねたり出来るようになったと思ったら
もう会えなくなってしまった・・・
邪悪な闇がその肉体を消し去っても
魂に刻み込まれた光まで消すことは出来ない
溢れるような母さんの愛
緑の梢から降りそそぐお日様の光
魅惑的な月の光
初めて木に登れた時に見た青空
初めてカエルを捕まえた時の草の露
私たちは魂を洗い清めるためにこの世に産まれて来た
そのことを知らぬ者は過去の過ちを繰り返す
そして自らの罪によってあの世でも
また同じ苦しみを味わうだろう
四つの光よ永遠なれ
そしてまた
どこかの空の下に降りておいで
- 無責任な飼い主によって山に捨てられ、ネズミの害に悩んでいた人間と、孫のいない寂しさを紛らわそうとしていた人間のあいだに挟まれながらも、猫たちは懸命に生きて子孫を残していきました。