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- 2013/12/19 13:00
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シンデレラ
Ⅰ
とおいとおい昔のおはなし
とおいとおい存在の
あなたに恋をしたのです
あなたは今どこにいて
何をして
誰を想っているのかな
いつのまにか
そんなことばかりを
考えてしまうのです
こんなに汚れた私とあなた
わかってるよ
きっと釣り合わないのでしょう
近寄ることすら
許されないのでしょう
;こんな私にあなたを想う資格は
ないのかもしれないけれど
とおいとおい存在だから
叶わないかもしれないけれど
それでもあなたが好きだから
私は今日もとおいあなたを
想い続けているのです
Ⅱ
意地の悪い義母(はは)と姉
今日もきれいに着飾って
媚びを売っているのです
それにだまされる男たち
飾りばかりに目がいって
あなたはこころをみてないの?
ほんとに大事なこころは
お金なんかじゃかえません
あなたたちが満足ならしあわせなら
それでわたしはかまわないけれど
;何か悪いことをしましたか
どれだけ頑張っても
汚いままの報われない私
きっと見つけてもらえないでしょう
世界は着飾ったひとたちであふれかえっているから
わたしのこころなんか
届かないかもしれません
わかってるのに好きが溢れて
止まってくれないのです
……魔法使いさん
ガラスの靴なんてなくていい。
わたしにあったくつをはければ。
自分にあわないくつを
はいたってつかれてしまうだけだから
……魔法使いさん
ドレスなんてなくていい
着飾った自分じゃなくて
ありのままを愛してほしいのです
他のものは何もいらない
ただあなたの心がほしいのです
;恐れ多いとおもうのだけど
できることならあなたと
幸せになりたいなんて
考えているのです
そんな夢のようなおはなしは
きっと訪れることはないのだけれど
誰よりもあなたのことが好きだから
いつかこの想いが届く日がくると信じて
あなたをずっと
想い続けているのです
とおいとおいむかしのおはなし
12時の鐘が鳴り響いたとき