ゴン蔵☆☆さんとモバ友になろう!
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- 2016/5/16 22:05
- 28のときに会った白衣の天使
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- 俺ほど、不器用な奴も珍しいにちがいない
愚直なつもりで生きてきた
臆病さに負けたり、意地っぱりに悩まされたり
船乗り仕事は大変だが、収入はいい
俺は友を追いやった親友をなくした
家族に対しては冷めた感情を膨らませていっていた
23才のときうどん屋の、隣のテーブルのカップルを見て、俺も恋愛したいと思った
パーティーに参加しては、収穫なくして、寂しい気持ちで帰宅したり
まだ、会わぬ相手に恋しては、現実に会ってみて幻滅したり
しまいには水商売の女に夢中になったり
20代の頃は、そんな連続だった
そして、28の冬俺は交通事故により入院した
その時の担当の新米のナースの女性には励まされた
回復していき、気づいた頃には、無性に女性を好きになっていた
退院した無性に虚しく寂しかった
頭の中は女性のことで頭がいっぱいだった
女性にメルアドを記したメモを渡した
女性は嬉しそうにありがとうと受け取ってくれた
メールで食事に誘った
結果は希望通りにいかなかった
あの日の夜のドライブにて
ずいぶん星空はきれいだった
次の日の朝はよく晴れていた
女性のナースの上司は女性のことを純粋でかわいい子と言っていた
純粋な彼女は俺のことを思って俺のいないところで泣いてくれた
なぜか、そんな直感があった何の根拠もない直感が
そう思えたとき、俺の心は満たされていた
いつか、本当に心が満たされるときがくる
そう信じてきた
あの天使のような白衣の女性との思い出は、40になった今の俺にも励まし続けてくれている
- 俺ほど、不器用な奴も珍しいにちがいない