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- 2010/2/17 23:03
- 太陽と月
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あるとき月は、太陽に興味を持った。
憧れを抱き、その眩しさに魅了された。
そうして月は、太陽を欲するようになる。
太陽に少しでも近付こうとした。
しかしそれは叶わない願いで、どんなに太陽に向かって歩み寄っても
距離はほとんど近付いてはいない。
どうしてなんだろう
月は、太陽の眩しさを思い出してはいつも、近付きたいのに近付けない自分に苛立ちを感じていた。
あるとき月は、太陽の明るさで自分が光っていることに気が付く。
そうしてより一層太陽に惹かれていく。
照らされる月からは、太陽が眩しく見えるのは当然だが
太陽からすれば万物を平等に照らしているのだから月のことなど特に気にもならないだろう。
月はどうにかして太陽に自分を気付いてもらおうと思った。
いろいろ試したが、最終的に結論に至る。
太陽のいないところ、太陽が照らしきれてないところを自分が照らそう。そうしていつしか自分の存在に気付いてくれれば良い。
僕は遠くから太陽を見守り、元気を貰い、その元気をみんなに分け与えることしか出来ないけれど、と。
それが効いたのかは分からないが、月はいつしか太陽と近付けるようになっていた。
っていう話が頭にふと浮かんだ。