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    • 2010/4/23 11:49
    • 写メ偽神135
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    • 上海の高速道路を二台のバイクが走っていた。
      片面三車線の広い道路である。
      日本の道路のようにスムーズに車が走っていなかった。
      追い抜きながら走っているのではなく、割り込みながら走っているのである。
      輸送トラックも観光バスも一般の車も、車体すれすれに割り込みながら走っていた。
      だから、バイクで走っている人間は、彼らだけであった。

      無錫の災害ニュースは、世界に向けて流れていた。
      「本郷…すごい事になったな!」
      「ああ…」
      本郷は、本部の中にあるモニターを見つめながら言った。
      ―被害は、最小限に抑えてくれよ…南・風見…―
      蘇州…
      「天に極楽あれば、地に蘇州・杭州あり」と詠われるほどの地である。
      水路が多く、別名東洋のベニスと呼ばれていた。
      昔ながらの庭園風景は、春秋時代のものであり、蘇州の街が発展するにつれ庭園建築も盛んなり、明代最盛期には、大小280もの庭園があったそうである。
      北京の庭園が皇帝のものに対して蘇州の庭園は、個人庭園であった。
      「まるで、お寺だよね…」
      「わしは、この美しさに泣けてくるわ…」
      「いいよね…中国の女性達、釣りまくりたい気分ダヨ」
      「何を観光気分でおるんじゃ…亀に熊にハナタレがぁ」
      周りの観光客とは、一風変わった服装の4人組であった。
      昨晩に広島にいる剣をデンライナーに乗せ、蘇州の中心を流れている外城河に着水をし、獅子林に来ていたダナ達であった。
      「先輩達が来る前に、かたずけちまおうぜ…」
      「当たり前や、わしらが来たからには、無錫のようには、ならへんで…」
      「あれっ…見てみて…!」
      リュウが空に指をさしたのだった。
      「やって来たみたいダネ…!」
      蘇州の空が濃墨を流したごとく黒くなってきたのだった。
      ―高速道路―
      「奴が来たぞ南…」
      「はい…風見先輩!」
      走る車を抜きながら2人は、変身をしたのだった。
      「ふぅえん…しん!
      ぶいすりゃぁぁあ!」
      「へん…しぃぃん」
      走りながら変身をした彼らを見たドライバーは、まるで夢でも見ていたかのように、きょとんとした顔であった。

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