阿部亮さんとモバ友になろう!
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- 2014/7/3 20:38
- 雨の重さって?
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- この間東京の調布市と三鷹市に1~3センチの雹が降った、
というニュースを見ましたが
雨の重さについて夕刊フジに連載中のコラム(15回目)を
書いたばかりだったので、
雹となると重さは・・・と考えてしまいました。
嫌な雨が多いですが、7月に入りそろそろ
梅雨は明けるのでしょうか。
‐‐‐‐‐‐‐◆何千万トンを上空で支えるのは・・・◆‐‐‐‐‐‐‐
これからゲリラ豪雨や台風の季節を迎えるに当たり
「雨の重さ」を計算してみた。
1時間に1ミリの雨が1平方メートルの面積に降った場合、
100センチ×100センチ×1ミリ=1000立方センチ=
1リットル=1キログラム
1平方メートル当たりの降水量1ミリで
雨の重さは1キログラムとなる。
気象庁の言う「強い雨」とは、1時間に20~30ミリ=
1平方メートル当たり20~30キログラム
「猛烈な雨」とは80ミリ=80キログラム以上・・・
仮に5キロ四方に降ったとすると、
80キログラム×5000メートル×5000メートル=
20億キロ=200万トン。
去年10月、伊豆大島は過去最大記録となる
6時間で550ミリの集中豪雨に見舞われた。
雨の重さを計算した後でその莫大な雨量を見ると、
地中に浸み込んだ雨の重さで山の斜面が大規模に滑り落ちて、
土砂流やガケ崩れが起こってしまうメカニズムが理解できる。
ところで、これら膨大な雨。
当然1つ1つの雨粒にも地球の重力が働いている。
普通は重さ1グラムの1円玉を空中に
浮かしておくこともできないのに、これから降る
何百万、何千万トンもの雨を上空で支えているモノとは?
それは地表0メートル~上空11キロくらいまでの空間
(対流圏)で、大気と重力と太陽からの熱と気流と水蒸気と
雲(水滴または氷の粒)がつくりだす
大気・熱循環システムの力だ。
雲は無重力のようにのどかに浮かんでいるが、
それは重力と上昇気流、その他の複雑な
物理現象が影響しているから。
その雲が消え去るか豪雨を生む雲になるかは
その時の環境次第だ。
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最近見る雲は、どんよりとグレーな雲が多く
浮かんでいるというより滞留している
イメージが強いですよね。
だから急な雨、もしくは豪雨が多いのも納得です。
- この間東京の調布市と三鷹市に1~3センチの雹が降った、