黒龍さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2013/6/8 22:34
- サークル用
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- 私の何がいけなかったの?今まで母さん父さんの言うことを何でも聞いて、修行だって頑張ってきたのに。友達なんていらない、遊びなんて堕落するだけだって、だから私、ずっと一人で…
ああ、そうか。きっと何か間違えたんだわ。身体が弱い時点でお父さんもお母さんも迷惑だっただろうし、家事なんて全然できないから役立たずだし。私は足手まといでしかなかったんだ。
なんでそんなことに気がつかなかったんだろう。嫌だ、こんな駄目な自分、大嫌いだ。恥さらし。無能。死.んだって仕方ないじゃない。
でも、それって、私のせいなの?
私を生んだのは母さんたちよ。母さんたちが子供を選べないのは仕方ないことだけど、生まれてくる私にだって、普通の体に生まれることも、いい子に生まれることも、選べないんだ。
これが仕方ないのだとしたら、それを理由に私を排除しようとしているこいつらは何?八つ当たり?やけくそ?諦め?気晴らし?
悪?
そうだ。こいつらは罪の無い子供の命を無造作に奪おうとしている、悪だ。最低だ。
こんな奴ら、いらない。
私の身体に急に力がみなぎる。酸素が巡回を始め、薄れかけてた意識が覚醒する。次の瞬間、自由だった腕に力を込めて体を跳ね上げる。共に宙を舞った母さんの、いいえ、女の目には驚愕の色が見えた。『リンク:雫/過去六』
- 私の何がいけなかったの?今まで母さん父さんの言うことを何でも聞いて、修行だって頑張ってきたのに。友達なんていらない、遊びなんて堕落するだけだって、だから私、ずっと一人で…