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    • 2013/6/8 18:44
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    • それからどれくらい経ったのだろう。小鳥の鳴き声が聞こえるから、朝が来ているのだろうか?誰もまだこの束縛を解いてくれる気配が無い。どうして?なにも悪いことはしてない。なのになんで出してくれないの?

      ガタン、という音と共に視界に光が差す。扉が開いたのだと気づくと、嬉しくてたまらなかった。お父さんが束縛をひとつひとつ解除してくれる。全部解除されると、自由になった私の手足は自在に動く。嬉しい、私が正しいことは証明されたんだ。

      「雫、こちらに来なさい」

      母さんが向こうで手招きをしているのが見えた。嬉しくなって、私はすかさず母さんのもとに向かった。



      途端に身体に衝撃が走る。何が起きたのかわからず受け身もとれないまま地面に転がる。



      次に感じたのは首に巻き付くような衝撃。私は馬乗りになった母さんに首を絞められていた。

      「雫、あなたは失敗作だったんだわ。こんな危ない子、集落には置いておけないもの」

      容赦なく首にかかる圧力。息ができない。苦しい。どうして?なんで私を?涙が溢れる。

      「…かぁ…さ…」

      身体がもともと弱い私が、酸素を満足に身体に取り込めない状態で抵抗できるわけがない。気も遠くなっていく。私はここで死ぬの?



      emoji『リンク:雫/過去五』

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