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    • 2013/5/31 1:10
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    • 青都の中心から少し離れたとある山中に、古い時代から忍として暗躍してきた者たちが人の目から隠れるようにして暮らしている集落がある。大人から子供まで、この集落に暮らす者は男女年齢問わず皆忍としての厳しい修行に耐えながら集落の誇りそのものとして任務を遂行する日々を送っていた。今から数十年前、その集落で一人の女の子が誕生した。女の子の両親はどちらも優れた忍であり、周囲からの期待も高かった。

      しかしその女の子―後の雫―がのちに「異端児」と呼ばれるようになるとは、この時誰も知るよしも無かったのである。

      それは雫が自我を持ち、言葉を自由に発するようになって時間が経った頃だった。

      その頃集落では修行に耐えられなくなった子供たちが次々と脱落していった。その中でも修行に耐え、次の段階へと進んでいく子供たちは彼らを「無能」「落ちこぼれ」と罵り、いつしか厳しい修行からくるストレスを発散するために虐めるようになっていた。大人たちはその光景を目にしても落ちこぼれなら仕方ないと黙認、誰も助けようとはしなかった。



      ただ一人、雫を除いては。



      雫は血筋か努力の賜物か、身体が弱いという弱点を感じさせない程、子供でありながら大人用の段階の修行もなんなくこなしていた。しかし彼女は虐めるのではなく虐められている子供たちを庇うようにして介入していった。

      背丈はさほど高くないため立ちはだかっても迫力は無かったが、それでも誰も指一本動かすことが出来なかった。

      彼女の手には、苦無が握られていのだ。

      「悪い奴は、排除しなければ」

      emoji『リンク:雫/過去二』

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