コロナさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2013/9/22 17:32
- リトバスSS のど自慢大会4
-
- コメント(1)
- 閲覧(5)
-
-
- 沙耶の番も終わり、のど自慢は着々と進んで行った。段々と日も暮れてきた頃、突然恭介は皆の方へ振り返った。
「皆盛り上がってるな!今日は本当に楽しかったぜ。だけどどうやらもう時間があまり無いらしい。このままだと真人がMVPだが、のどに自信のあるやつはもういないのか?」
「にゅふふ、そろそろ私の出番のようね~」
いきなりそれまで盛り上げに徹してきた寮長さんが名乗りを上げた。そういえば僕はこの人の事をあまり知らないけど、どんな人なのだろう。
「あーちゃん先輩、頑張って下さい」
珍しく興奮した様子の二木さんが寮長さんを応援している。
「かなちゃんの為に、井ノ原くんを越えて100点出しちゃうね~」
「かなちゃんは止めて下さい」
そんなやり取りをしながら寮長さんが選んだ曲は『Little Busters!』
「まさに俺達の為にあるような曲だな!」
「おねーさんならあえてthe pi○lowsのアルバムから選ぶかな」
「来ヶ谷さん、そのネタは通じないと思います」
恭介と来ヶ谷さん、西園さんが選曲の批評をする中、寮長さんの歌が始まった。そして……
結果発表
寮長(あーちゃん先輩)「Little Bustters!」
97点
ここに来ての記録更新に再び部屋の中が騒がしくなった。
「持ち歌で負けるわけにはいかないだろうしな」
いやいやいや……来ヶ谷さん、何かよく分からないけど危なそうな発言は止めて下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
寮長さんの番も終わり、記録も更新された所で皆得意な歌が無くなったのか黙りこんでしまった。
「……もう、歌える歌が無いなんて屈辱ですわ……」
笹瀬川さんは結局鈴に勝てずに終わってしまったようだ。
「そうだな……そろそろ出るとするか!」
恭介がそう言い、立ち上がろうとした瞬間、部屋のドアが開いた。そこから入ってきたのは
「ドルジ!」
鈴が走って駆け寄る。しかしドルジは鈴を避けてマイクの元へ行き、画面を押して何かの曲を入れた。
「……ドルジも歌うそうだ」
鈴が少し悔しそうに呟いた。
「流石に猫は歌えないだろう」
謙吾が小さく呟いた。
ドルジが入れた曲は……「鳥の詩」
それからドルジはぬおっぬおっという鳴き声だけで見事に歌いきった。画面にはドルジの歌の採点結果が表情されていた。
結果発表
ドルジ「鳥の詩」
98点
「……というわけで、第一回のど自慢大会優勝は、ドルジだ」
「歌手はやはり強いかな……おねーさんも悔しいぞ」
だからその発言は止めてよ来ヶ谷さん…
- 沙耶の番も終わり、のど自慢は着々と進んで行った。段々と日も暮れてきた頃、突然恭介は皆の方へ振り返った。