明治さんとモバ友になろう!
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- 2013/2/18 5:46
- 仮名
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- メイが病気で床に伏していると、弟はそんなメイを気にかけてくれているのか、猫を触りに来たという体を装いながらチラチラと様子を見にメイの部屋へやって来る
そしてさっきもメイの横で眠るペータローを触りながら、突然こんな話を切り出して来た。
「あのさぁ…凄く怖い話があるんだよ」
多分新しく仕入れたその話がしたくてしたくて仕方なくて今回はここへ来たのだろう。
ぶっちゃけ聞きたくも無かったが、男の子のクセにお喋りが大好きな弟がまたウキウキしている様子だったので、黙って聞いてやる事にした
「あるサラリーマンの男がいてね…」
「うんうん」
「……えーっと…名前何だったかなえ~っとぉ…
」
「何でも良いわよ話進まないから
じゃあ『タカシ』で
」
「うん、わかった…でね、そのタカシは実は恨んでる奴がいて…」
「うんうん」
「それが上司の……えーっと…名前何だったかなぁ」
「だから何でも良いってww じゃあ『コウジ』ね」
「うん、わかった」
弟はお喋りなクセに話が下手である
こうして大体メイがサポートしながら話を進めて行くのだが、そこで突然弟がポツリと呟いた。
「でもさ…何か名前古くない」
「え゛っ」
「タカシとコウジって…」
「ばっ、バッカだなぁ~仮名と言ったらタカシとコウジでしょ
」
ねねぇ
皆さん
タカシとコウジですよねぇww
「何かオジサンの名前みたいだよ」
「そーなのだって算数の教科書の文章問題に出て来るでしょ
サトル君とか
」
そして女の子なら洋子さんと光子さんだ(笑)
「違うよぉ亜美さんとかだよぉ
」
「ホゲェ~平成だぁ~
亜美さんてww ハイカラだねぇ~
」
「ハイカラって何」
「もう良いわよ」
時代ですねぇ
教科書からノボル君やけい子さんがいなくなってるなんて
…あぁ、そうそう、怖い話ってのの続きとやらを聞かねばね
「…で、タカシがコウジを恨んでて、それでどうしたの」
「うんタカシがコウジを恨んでたんだけど…タカシがある時本を見付けてね
えーっと……」
「何」
「本のタイトル忘れちゃったよー何だっけ
」
「それはさすがに仮名付けてあげられないww」
話はそこで終了しました(笑)
- メイが病気で床に伏していると、弟はそんなメイを気にかけてくれているのか、猫を触りに来たという体を装いながらチラチラと様子を見にメイの部屋へやって来る