明治さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2013/1/29 18:18
- 血塗れの朝
-
- コメント(2)
- 閲覧(61)
-
-
- よくTVドラマなんかであるシーン。
新米警官が凄惨な事故現場で遺体を見て嘔吐……正直、あんなの嘘だと思ってた
どうして遺体を見て嘔吐が込み上げて来るもんか…
せいぜいのところ「うわぁ」とか「ゲッ
」とかそんなもんだろう、と
少なくともメイがそういう現場を見たってそんな風になりはしない
メイは幼い頃から食人族とか死霊のはらわたとか、そういうゲテモノ映画を見ながら食事をするような家庭で育ったのだから…
そして今朝の事
メイはいつも通りお夕飯の支度をしていた。
冷凍庫から凍ったままのブロック肉を取り出し、レンジで解凍しようか一瞬迷ったが、まぁどうせ火を通すし良いだろうと、最近買ったばかりのよく切れる包丁を取り出した。
上から体重をかけて肉を力任せに切断して行く。……あ、そうだお鍋に火かけとこうかな
なんて一瞬思考がよそ見をした瞬間、、、
グサッ………と…
刃が滑り、気が付いた時には大量の血が溢れ出していた
幸いメイに力が無いのと、刃は爪に白刃取りされる形でブロックされたので、指ごと吹っ飛ぶ事は無かった。
爪ってこういう時に役立つもんなんだね…何て一瞬くだらない考えがよぎったが、すぐに鮮血の鮮やかな赤色で現実に引き戻され、傷口を洗い流した。
血がシンクに流れて行くと、露出された傷口。
パクパクと、まるで自分の愚かさを嘲笑う口のようにパクパクと…指を動かす度に傷口は深く開いていた
(今書いてて思ったが、傷口というのも傷がまるで口のようだから傷口と言うのだろう)
瞬間、とてつもない嘔吐感が込み上げて来た
痛みよりも恐怖感。
人間とはあり得ないものを見ると生理的に否定を始めるらしい。
肉が割けているという自分のあり得ない指先…
吐き気を堪えた。
何故だか必死で堪えた。
そして次の瞬間、目の前が暗転した。
恐らくメイは生まれて初めて気絶というものをしていたようだ…
気が付くと母に起こされ、包丁は傍らに投げ出されたまま、まな板の上にそのままの状態で乱置されていた肉が自然解凍されていた。
以上、ドラマのシーンって本当でした…というつまらない報告ですw
そして画面の中と現実は全然違うという事も併せて
一応名誉の為に言っておきますが、包丁で怪我したのも生まれて初めてなんですよ
ホント、ホント(笑)
- よくTVドラマなんかであるシーン。