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- 2015/10/13 13:53
- 世にも奇妙な恋物語⑬
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- 「わざとはぐれた?なら友達も心配しているんじゃないのか?」
「むこうはむこうでラブラブだし、大丈夫なんじゃないかな」
「そうか。じゃあ花火を楽しんでくれな。俺はそろそろ帰るよ」
「ちょっと!」
「ん?」
「かよわい女を1人きりにするつもり?襲われたらどうするの?」
「襲われたらどうすればいい?仇を討てばいいのか?」
「違うだろ。襲われないようにするのがとなりの席のあなたの役目でしょ」
「一緒にいろってことか?」
「どうせ1人なんでしょ。あなたがいれば変な男も寄ってこないだろうし」
「俺と付き合いたいの?」
「馬鹿言わないでよ」
瀬山里美は俺を見て笑いながら言った。
「私の好みとは全然違いますから。残念だったね」
「いや、俺もほっとしてるよ」
「どういう意味?」
「別に」
「佐村って、図書委員の先輩と付き合ってるんじゃないの?」
「ん?」
「なんか図書室の中で二人でいい感じになってるって聞いたから」
「あの先輩とはそんなんじゃないよ。普通の会話しかしてないし」
「佐村が女の人と普通に会話するのが信じられないけど」
「どういう意味だ?」
- 「わざとはぐれた?なら友達も心配しているんじゃないのか?」