デコ☆彡☆彡さんとモバ友になろう!
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- 2019/7/22 22:21
- 灰色と青
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- 袖丈がおぼつかない夏の終わり
明け方の電車に揺られて思い出した
懐かしいあの風景
たくさんの遠回りを繰り返して
同じような街並みが通りすぎた
窓に僕が映ってる
君は今もあの頃のようにいるのだろうか
ひしゃげて曲がったあの自転車で走り回った
馬鹿馬鹿しい綱渡り
膝に滲んだ血
今は何だかひどく虚しい
どれだけ背丈が変わろうとも
変わらない何かがありますように
くだらない面影に励まされ
今も歌う今も歌う今も歌う
忙しなく走るタクシーに
ぼんやりと背負われたままくしゃみをした
窓の外を眺める
心から震えたあの瞬間に
もう一度出会えたらいいと強く思う
忘れることは無いんだ
君は今もあの頃みたいにいるだろうか
靴を片方茂みに落として探し回った
『何があろうと僕らは上手くいく』と
無邪気に笑えた日々を覚えている
どれだけ無様に傷付こうとも
終わらない毎日に花束を
くだらない面影を追いかけて
今も歌う今も歌う今も歌う
朝日が昇る前の欠けた月を
君もどこかでみているかな
なぜか訳もないのに胸が痛くて
滲む顔 霞む色
今さら悲しいと叫ぶには
あまりにも全てが遅すぎたかな
もう一度初めから歩けるなら
すれ違うように君に逢いたい
どれだけ背丈が変わろうとも
変わらない何かがありますように
くだらない面影に励まされ
今も歌う今も歌う今も歌う
朝日が昇るまえの欠けた月を
君もどこかでみているかな
何もないと笑える朝日が来て
始まりは青い色
- 袖丈がおぼつかない夏の終わり