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- 2013/3/11 0:17
- あれから part
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- 3年前の夏。私は家族旅行でこの町を訪れた。
朝、母と太平洋に面した露天風呂から、水平線にゆっくりと浮き上がる朝日を見た時、あまりの神々しさに思わず息をのんだことを今でも忘れない。
宮城県南三陸町志津川。
2年前の東日本大震災で、その日、町の2/3以上の人の安否が確認できないと言われた町だ。
被災にあった各地では、胸が苦しくなるようなエピソードが後を立たない。
この町でも津波で沢山の人が命を落とされた。
町役場の広報の女性は、町内放送で声を限りに最後まで、住民に避難を呼び掛け、逃げ遅れ波にのまれた。
三ヶ月後には愛する男性と結婚が決まっていた。
小学校の教員をしている叔父は、生徒を小高い神社に避難させるも、迫り来る波に、子供達だけでもと、近所から避難してきた大人たちと共に、子供たちの周りに円陣を組み、人柱となって子供たちを守ろうとした。
あの日、あの時、被災された方たちが感じた、恐怖・絶望・そして覚悟。
私には想像を絶するとしか表現できない。
- 3年前の夏。私は家族旅行でこの町を訪れた。