たろす＠草さんとモバ友になろう！
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- 2012/2/12 3:58
- ただのメモちょ-
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青と呼ぶには少し濁っていて、緑と呼ぶには少し淀んでいる。
そんな色の空は物憂げで、びっくりするぐらいに穏やか。
言葉にするのは難しいけど、一言で例えるなら天鵞絨みたい。
色も、手触りも。
触れないけど。
でもきっとベロアならこう言う。
｢お前の眼と同じ色、天鵞絨色だ。｣と…。
ベロアと言うのは私の連れで、何を考えてるのかよくわからない男の人。
多分年齢は二十代の後半で、職業は旅人。
｢どこに行っても食べていける技術｣があるらしいけど、詳しくは知らない。
私を天鵞絨(びろうど)と名付けたのも彼、でも本当の名前より気に入ってる。
そういえば、ベロアはどこに行ったんだろう?
私をこんな草原に置き去りにして。
でもいつもこんな感じ。
気付くと独りきりで、また気付くとベロアが近くに居る。
そんな今の生活が、私は好き。
