hulk44さんとモバ友になろう!
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- 2012/3/20 1:46
- ちょっとした昔話
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- 3月11日俺は会社で寝泊まりする事になった。ラジオを聴くまではかなり楽観視してんだ。外の状況がわからず避難所となった職場で生活していた、ラジオからは現実とは思えないニュースばかりだ…3日くらい経つと鈴の音の幻聴が聞こえた、早く帰りたかった…
5日目とりあえず家に帰ってみた。恐らく沿岸部は浸水してるだろうから遠回りして地元に向かった。地元の隣町に付くと悲惨な光景が広がった。田んぼは海に変わり道路は山のような瓦礫で塞がれ、別の道は地面が避けていた…そっちの避難所で偶然にも友人Aに出会った。Aから話を聞くと地元をつなぐ橋が崩れ落ちた…生まれ育った場所は孤島とかし完全に陸路が途絶えた…俺は全てを諦めて職場に戻った。
7日目外でタバコを吸っていると漁協の人がいた。話をしていると地元の人は殆んどの人が生存し、自衛隊が空路でがんばっているとの事。うっすらと希望が見えた俺は親戚の家に行った。話を聞くと家族も地元の人もみんな無事。逆に俺が行方不明扱いだったらしい…こんな事言うとあれだが正直家族なんてどうでもよかった、ただ聞くのが怖かった…恐る恐るネコは?と聞くと、身内の人間にもまったく近づかず捕まえる事ができないので4日前にありったけのエサをばら蒔いたらしい。ということはまだ生きてる!?安堵した俺は出された酒を飲みべろんべろんに酔った。この時の味は特別で忘れられそうにない。その日の夜枕を濡らした。
誰にも近づかないんじゃ俺が行くしかない!と決心するも橋がないんじゃどうにもできない…そんなジレンマを抱えながら日は過ぎる…
- 3月11日俺は会社で寝泊まりする事になった。ラジオを聴くまではかなり楽観視してんだ。外の状況がわからず避難所となった職場で生活していた、ラジオからは現実とは思えないニュースばかりだ…3日くらい経つと鈴の音の幻聴が聞こえた、早く帰りたかった…