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    • 2012/1/26 23:03
    • 生き恥 ~ハードラックと踊る私~
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    • 初めまして。 
       
      今日9時に仕事が終わり、小腹が空いたのでコンビニに寄ろうとしたんだ。
       
      馴染みのコンビニへ向かい俺は風になった。
       
      天下の国道16号を法定速度+50キロで駆け抜け、マフラーから奏でられる音はまるで鼻糞が鼻毛に絡まって飛び出てるのに気付いてないギャルオへの鎮魂歌(レクイエム)のようだった。
       
      そして行きつけのコンビニに着き、軽くアクセルを吹かしエンジンをきった。
       
      コンビニの駐車場には車が二台、店内には立ち読みしてる人生の敗北者であろうオッサンと若者、レジには2人並んでいた。
       
      店内の客は俺の方を見てた。
       

      俺は車から颯爽と降り、アスファルトが雪で凍ってるのに気付かず転けたんだ。  
      しかもマンガみたいにもがいてもがいてもがいた挙げ句転けたんだ。
       
      はっきり言って凄く哀れだったと思う。  
      もし他人がそんな転け方をしたら 俺は間違いなく見下すだろう…
       
      凄い恥ずかしいのと、腕が折れたっぽい程の激痛に耐え、敢えてコンビニに入った。
       
      俺は転けても動じねぇぜ!的なオーラをだし、堂々とエロ本を物色した。
       
      店内は緊迫していた。
      俺のせいで。
       
      しかしこの空気を変える事件が起きたんだ。
       
      エロ本を立ち読みしてた人生の敗北者らしきオッサンが
       
      「おう兄ちゃん大丈夫か?凄い転び方してたけど」 

       
      うるせぇ!俺に話しかけんじゃねぇ!小僧が!
       
      って思いつつ
       
      「えっ?何のことスか?」
       
      と堂々としらを切る私。
       
      「なぁに言ってんの。今転けてたろ!大丈夫か?」
       
      バカヤロウ!声がデケェぞクソ野郎!
       
      「は?どうゆう事?」  
      「は?じゃないよ。大丈夫かって聞いてんの!」
       
      余計なお世話だハゲ!オメェは大人しくエロ本でも目に焼き付けて家帰って妄想ナニーでもしろやクズが! 
        
       
      自尊心を保つ事が出来かねない状況になった私はエロ本をそっと棚に戻し、無言でその場を後にした。
       
       
      何故だろう?涙が止まらないよ…
       
       
      イキって吹かしてた数分前が懐かしいよ…
       
      今夜は悔しくて眠れそうにないよ…
       

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