江川蘭子さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2017/12/22 1:21
- 風変わりな事件(長文注意)
-
- コメント(10)
- 閲覧(100)
-
-
突然だが諸君。
私の職業は探偵である。
従って、危険な目に遭うことも日々少なくない。
今日はその中でも、やや風変わりな話を一つご覧に入れよう。
ある日、私のもとに次のような依頼が舞い込んだ。
「デパートのおもちゃ売り場で客のいなくなった深夜、おもちゃ達によるカーニバルが開かれているらしい、その真相を確かめてくれ。」
私はさっそくデパートへ侵入した。
すると成る程、カーニバルが開かれていた。
それは実に異様な光景だった。
が、ワケあって今はそれを詳しく説明することは出来ない。
まもなく私は見つかってしまった!
するとおもちゃ達は
「あれれー、人間だよ、人間がいるよ」
「本当だ、人間だ人間だ」
「どうする、ねえ、どうする?カタカタカタカタカタ」
「秘密を知られちゃったからには、返すわけには行かないネ」
「ウン、じゃあさ、おもちゃにしちゃおうよ」
「賛成、賛成」
……私はおもちゃにされてしまったのだ!
それも実に粗末な、色の褪せたオンボロ人形だ。
もしクリスマスセールで売れなかったら、廃棄処分されてしまう運命なのだ!
そしてこんな薄汚い人形が売れる訳がないじゃないか。
(畜生ッ、あのおもちゃ共め)
……私はいま、奴らの目を盗んで急いでこれを書いている。
お願いだ、クリスマスまでもう時間がない!
誰か私を助けてくれ!