ｵｰﾊﾞｰﾄﾞｰｽ†さんとモバ友になろう！
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- 2010/10/12 16:43
- ヤマ無しオチ無し意味無し短編
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ある日偶然、道端で元カノと出くわした。
｢変わってないのね｣
そう言う元カノは僕と付き合っていた頃とは１８０℃変わっていて、ストレートにした黒髪を肩のあたりでばっさりと切っていた。
｢変わったんだね｣
そう言った僕を見て、元カノはくすりと小さく笑う。
青か灰色か、くぐもった空を見上げながら、他愛もない昔話をして。
｢もう、帰るね｣
少し。
ほんの少し名残惜しそうな顔をして、元カノは一歩、
｢待てよ｣
理由もなく、呼び止めて、理由がないことに苛立ちながら、元カノの手を掴む。
｢痛いよ｣
ごめんなさい。
ただ、祝福の言葉だけを、最後に忘れていたんだ、って気がついて。
｢結婚おめでとう、〇〇〇｣
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