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    • 2016/11/3 6:30
    • 取り憑くもの①
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    • 何話か、ゆきさんの話を書こう。ゆきさんがもしも見たら怒られるが、諸般の事情から私とゆきさんの仲はよろしくないので大丈夫であろう。

      ゆきさんの生い立ちは、詳しくないが複雑なようだ。
      両親を早くに亡くしたか消えたかで、彼女は祖父母と幼少期を暮らした。
      祖父は、いわゆる拝み屋のような職をしていたらしい。あまり詳しく話さないが、いろんな話を聞いた私が判断すると、修験道系であろうと思う。が、神道はへの造詣も深く、確信はない。ゆきさんもそこまでは話さないし、無理に尋ねると、あのひと本気で怒るから……
      さて、ゆきさんが中学時代である。
      それまでの彼女は、祖父の血を引いたのか、視えるのは自覚していた。不思議な体験も怖い思いも沢山した。が、その対処はできなかった。祖父に助けてもらっていたらしい。
      その祖父の方針で、ゆきさんは何かを見ても、家族以外には口外しないようにしつけられていたそうだ。
      お爺さんは多分、見えないモノを口にして迫害される彼女を案じていたに違いない。
      だが、ある日、彼女は女友達のお兄さんに会う。
      正確にはその女友達と下校途中、男性とすれ違い、その友達が、「あれ、お兄ちゃんなの」と言っただけらしい。
      しかしゆきさんは見てしまう。
      女友達のお兄さんの後ろを、背が高い、黒い何かが付いて歩いていた。

      つづく。

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