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- 2011/6/5 9:12
- ぺそのミステリーでホラー(^o^9)その2
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- 第1部からの続きだよ。
日に日に衰弱していくぺそ君
と、夜中に聞こえてくる、ぺそ子さん
の謎の呼びかけ、どこか八雲君の小説『怪談』に出てくる、『耳なし芳一』を連想させるものがあった。
確かそういえば、
ぺそ君
は下関の生まれと聞いていたが・・・まさかねえ。
しゃちぼんは、とりとめもない考察を中断し、まずは、友人であるぺそ
を助けるべく行動を起こすことにしたのだった。
その日の夕方、足を引きずるようにして歩くぺそを見つけ、しゃちぼんは後ろからかけより呼び止めたのだった。
『友人として最近の君は見ておれんよ。彼女となにがあるのかは干渉しないが、今日1日誰がこようが返事をせず、ぐっすり眠ることをお勧めするよ。
あきらかに君寝不足じゃないか。
まあ君さえよければだが、今晩1晩君がぐっすり眠れるように、しゃちぼんが番をするのも吝かではないぞ。
』
親切心からなのは本当なのだが、好奇心
でいっぱいなのはその目を見れば明白だった。
そう、しゃちぼんはオカルトサークルに籍を置く、この手の話が何より好きな男でもあったのだから。それには気づいていないそぶりのぺそ
ではあったが、もう長話をするのも億劫だというように、あっさりそれを認め彼を一晩泊めることを了承したのだ。 ひとこと、次のような約束を条件にして・・・・
『今晩なにがおこっても、決して声をあげないでくれないか、でないと・・・・』
次回最終章に続く・・・・
- 第1部からの続きだよ。