じやんきさんの日記

- 2019/6/16 10:45
- タクシー日記
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- 今回のお客様は…満月に会った、おじいさん。
  満月が綺麗な夜だった。タクシーで走っていると、デパートの自転車置き場の間から買い物袋を２つ持った、おじいさんが…手を上げた。おじいさんは、車に乗るなり今日は、月が…綺麗だねぇ～と言った。僕は、はい！と応えた。何か、天体の難しいことを話していたが、正直あまり感心は…なかった。それから数日後…また、あのおじいさんが手を上げた。僕は、おじいさんを乗せこう言った。先日の満月の夜は…どうも、おじいさんは…覚えていて、あの時の運転手さんかぁ～。運転手さんとは…空が綺麗な夜に会うね。おじいさんは…話し始めた、今まで、一番綺麗な星空を見たのは…オーストラリアに奥さんと旅行に行った時かなと、嬉しそうに話した。あの星空を見せることが…できて良かった。今は、１人になっちゃったからね、と買い物袋を少し持ち上げた。おじいさんが…降りる時、また空が綺麗な晩に乗せてくださいね。といって降りていった。今度、乗車したら奥さんと見た空のことを、すこしだけ詳しく聞いてみようと思った夜だった。