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    • 2016/4/16 21:46
    • 特別展「生誕150年黒田清輝」
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    • 昨日は仕事帰りにトーハクで開催されている「黒田清輝展」を見てきました。
      年パス持っていなければ多分行かなかったでしょう。今年の1月末にPさんと上野で博物館巡りした際に黒田記念館に行って「湖畔」始め、主だった黒田作品を見ていたから(しかも黒田記念館は入場無料だし)


      年パスは1年間6回まで特別展を見る事が出来まして、7月でパスの有効期限が来るのに@3回特別展が見られる状態。
      なので湖畔とかはもう見ているけれど、折角だからさくっと見に行くのも良いかな、という優待券で生きている様な某桐谷さん感覚で見に行ったのでした。


      結論から言うと見に行ってよかったemojiヽ(・∀・)ノemoji
      さくっと見て回るつもりが閉館時間間際までじっくり見ちゃいましたemoji
      有機EL照明効果もあってか、同じ作品でも色彩が鮮やかに見えるので別作品を見ているかの様。(特に『智・感・情』は背景が無地の金地なので余計映えます)
      他にも黒田が共感を受けていたミレーや、師匠のコランなどの作品も何点かオルセー美術館から出品されており、ミレー作「羊飼いの少女」、コラン作「フロレアル(花月)」は一見どころではない素晴らしさがありました。


      ところで黒田作品見て思ったのですが上手い、上手いのですが、作品見ても黒田自身の個性を感じられた作品は少ない気がしました。
      大体画家作品と言うのは、若い頃は人の作品を模写して技術を習得し、やがてそれに自分らしさが加わり、晩年は無駄な線を省き技術の核部分だけを結集したような作品になっていることが多いような気がしていたのですが、黒田作品は他人の作品に影響されるところが多いような。
      筆致も印象派の様に油絵でありながら水彩の様に見える物から、ゴッホの様に荒いタッチと色彩使い、年代によって色々変化し、ずっと模索し続けている様な感じで。


      憶測ですが、黒田画伯は留学から帰国せずにずっとフランスで絵だけを描き続けていれば世界的な画家になれていたような気がします。明治初期に9年間も海外で絵を学んだのに(もともとは弁護士になるつもりで留学していたようですが)日本へ帰ってきてまだ洋画界が成立されていない中での作品製作(裸体作品は猥褻と見なされた時代ですし)
      養父死去により子爵を継ぎ、忙しさで晩年にはまともに描く事もままならず58歳の若さで逝去。
      画家一筋で生きていればきっと違った人生と作品になったのかもしれません。

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