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    • 2008/10/14 13:24
    • 朝起きたら鼻からご飯粒が、それで(ry
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       昔、昔。人は夢を空に抱きながら、地を走り続けた時代。
       
       統一された風情ある街並みを、貴族の馬車や商人が荷物を背負い闊歩していた。
       
       ――中世、と呼ぶべきか、だが似ているだけか。少なくとも空の支配者は千切れた雲と風を切る鳥だけ、
       
       人の足は、まだ大地が恋しかった。
       
       わいわいと賑あう街の郊外、ひとつ丘の上に建てられた領家の館があった。
       
       その名は『エチューゴ』。皇帝の閲覧も許された良家であった。
       
       エチューゴの家には、それはそれは可憐で、華奢であり儚く、それでいて凛とした娘がいた。
       
       街並みを歩けば十人が十人振り返る美しさ、そして慎みのある微笑みは正に淑女(レディ)だった。
       
       更に言えばエチューゴは子に恵まれず、娘が産まれた時に母は他界した。
       
       そして父は臆病になり、失う事を恐れ、娘の十五の誕生日に幽閉した。
       
       そして期しくも、その日が最後の街の散策になり、娘は少女に出逢った。
       
       少女は、裕福ではなかったが、娘に無かったものを沢山もっていた。
       
       少女は娘に、『また明日』と今まで交わしたことの無かった約束をした。
       
       娘はそれに戸惑った。
       
       娘は、可憐で淑女(レディ)であったが一人きりだった。やはり薔薇にはトゲが付き物か、愛でるだけで誰も彼女には触れようとはせず、父の愛だけが娘の肥やしだった。
       
       それを、少女が笑顔で手を振る。他愛ない笑顔で娘も笑った。
       
       
       きっと、また……。
       
       
       恐れもせず自分に触れた少女が眩しくて、明日もきっといい日なるだろう。
       
       そんな娘の小さな想いは、歪んだ愛に阻まれてしまった……。
       
       
       
       
       
       
       
       第三弾! 一見関係なさそーですが、めちゃめちゃ関係します。
       
       少し楽しくなっきた自分自重。
       
       この小さな綻びが、彼らを結ぶ強い糸になります。
       
       
       あと、『エチューゴ』は、エチゴ、越後、ともじりました。無計画万歳。
       
       

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