kOuへーさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2008/10/13 23:47
- ついカッとなりまして(ry
-
- コメント(0)
- 閲覧(15)
-
-
-
その日は晴れた夜、月が半身以上を隠した三日月のこと、
「待ちに焦がれました、愛しき方よ」
空から舞い降りた一つの人影、華奢でいて脆そうな細い線。
「私は吸血鬼、ヴェルチ=アルステート。貴方と永久を誓うもの……って、ちょ、ちょっと! 待ちなさい!!」
でも突然ハッピーな事を言い出したので、イイカンジに春な人と判断した俺は逃げ出しました。
それでも月は輝いていた、例え半身で雲が全てを覆おうとも、
「いやぁ~探しちゃったよ。あたし、あたし! 覚えてないかなぁ~。まぁ、別れて500年、覚えてるあたしの方がしつこいかぁ~」
そう言ってボリボリと頭を掻く褐色は、
「ウルス、で思い出さないか相――『閉まるドアにご注文下さい』……棒?」
終電の閉まるドアによって、一方的な(ある意味ぶっ飛んだ)会話は中断された。
それはもう、色々と鬱になっていた満月でした。生暖かい空気でも、凪の静かな夜。
「あ、あの……」
今度は何かと振り向けば、ガチャリと重たい音がした……。
「う、ウチのお兄ちゃんになって下さい!!」
セリフは可愛いなコンチクショー!! でも何でドラマとかでよくみかけるリボルバーがコチラを見て笑ってるの?
「あ、ちなみに拒否権はありませんので」
真顔でシレッと言いまして、躊躇いなく引きました――バン、と。
そりゃ飛んできますよ、国家権力。連行されてく彼女を見て、かすった頬を撫でました。
――それらが、最悪の始まりだった……。
《3:3:3:『何か』の割合》
それは、何もない、新しい月の晩だったか………。
「貴方が『貴方』であるうちに、誰と共にあるか選びなさい」
『俺』の願いを叶えた《魔女》は、とても愉快そうに口を裂き、――哀れむ瞳で笑って見せた……。
はい、第二弾です。まるでエロゲーちっくですね(笑)
多分またやるかも知れない。
-