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- 2012/1/24 14:41
- 元ダービージョッキーの夭折
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- ニュースでダービー2勝の元騎手の小島貞博調教師が亡くなった。自殺だったらしい。
スパルタに鍛え上げられたミホノブルボンも、皐月賞馬ジュニィインに挑んだタヤスツヨシも、そしてオグリローマンを退けたオークスのチョウカイキャロルも、常に挑戦者だった小島貞氏の思い出は尽きない。
なぜ小島氏は死を選んだのか
その理由は知る由もないし、小島氏の逝去とは関係ないかもしれないが、自分の考えを少し触れたい。
小島貞厩舎は、去年は14勝、一昨年は17勝と、重賞勝ちこそないが、およそ中堅どころの厩舎で、楽な台所事情とは思わないが、経営難が理由とは思いたくない。
また管理する馬は、〈テイエム〉〈ヤマカツ〉〈メイショウ〉〈シゲル〉といった冠名の個人馬主が主であり、その生産牧場も中小牧場が殆どだった。
今の競馬サークルの中で、社台グループの馬を扱わず、それこそ反社台を貫いていた反骨精神が小島氏にあったように思う。
調教師の仕事として、牧場を回り、素質馬を探し、それを馬主に斡旋して、預かり、調教して、適性のあるレースを選び、騎手を決め、作戦を立て、競馬に挑む
それこそが調教師の醍醐味であり、競馬の土台を支える大切な役目だったはず。
しかし、今の競馬界はどうだ
馬主があれこれ口を出し、騎手の手配からレースの采配までしてしまう。挙げ句、放牧とは名ばかりのトレセン並に施設の整った牧場で乗り込まれ、レース直前に入厩、休み明けで重賞を勝ってしまう馬ばかり。
今や、賞金の馬主取り分の25%は社台グループが持って行ってしまう始末。競馬は大ビジネスであり、競争社会だから、それも仕方ないのかもしれないが、では、調教師に必要なのは、馬を仕上げることでなく、営業力や政治力なのか
昨年のダービーはサンデーサイレンスの血が流れる馬で18頭、全て揃っていたし、ましてや、同じく昨年の三冠がかかった菊花賞では、社台関係の馬が大半を占め、オルフェーブルが三冠馬になるのが仕組まれていたかのようなレースだった。
社台関係者から嫌われれば、あの天才、武豊でさえ、落ちぶれてしまう。
ま、彼の場合は、勝ちごろの馬に乗り、また乗り捨ててきた仇かもしれないが。
話は逸れたが、今の競馬がつまらなく感じるようになってしまったのは、誰の責任なのか
『競馬は、本当は魅力的に感じられるもの。早く本来の姿に戻ってほしい』
競馬ファンであり続けるために、真剣勝負の競馬を見続けたい。
小島貞博氏の死を忘れない。心よりご冥福をお祈りします。
- ニュースでダービー2勝の元騎手の小島貞博調教師が亡くなった。自殺だったらしい。