堊龍さんの日記

更新する

- 2013/3/11 0:12
- 事故
- コメント(0)
- 閲覧(41)
- ３月10日 am4時
  
  兄貴がバイク事故で救急救命に運ばれた
  
  家族のみ面会が許された
  
  先生からの話の前に、
  今から処置をする前の写真を見せますが、大丈夫ですかと聞かれ、
  
  答えると
  鼻の横から口まで縦に約10センチもザックリ裂けて中身が見えていた
  
  鼻とあごの骨はぐしゃぐしゃで前歯も4本くらいなくなっていた。
  
  傷が安定するまで数日間眠らされるのでパンパンに腫れあがった、
  まだ血が残る元の顔の面影がない別人のようになってしまった兄貴に話しかけても反応がなく、
  
  血が通っていないような色をした手を握ると
  まるで人形のようにひんやりとした。
  
  救急車で病院に到着した時は、意味不明な事を叫び、ひどく暴れたらしい。
  
  自分の顔がここまでになっているとはとても思っていなかっただろう。
  意識を取り戻した時、またパニックになって暴れるだろう。
  
  普段から涙がとまらなくなったり、嗅覚が鈍くなる後遺症が残るかも知れないと伝えられた。
  そのくらいで済んでよかったと思った
  
  相手は20代の真面目な男性で四輪で右折、こちらは大型二輪で直進の右直事故
  
  相手がよく確認すれば事故は起こらなかったかもしれない
  
  あと10秒時間がずれていたら
  
  スピードを出していなかったら
  
  夜の仕事じゃなかったら
  
  フルフェイスだったら
  
  車に乗っていたら
  
  もし
  
  打ち所が悪かったら
  
  色々考えて怖くて眠れない
  
  加害者の方の心にも一生消えない大きな傷が残るだろう
  
  いや、
  
  一生消えない大きい傷を背負って生きて欲しい。兄貴がここまでになったのに相手はピンピンしているのに！
  今は落ちこんでも数年経つと忘れて笑って生きていくのかと思うと腑に落ちない。
  
  はっきり言ってこれが本音だ
  
  ただ、
  
  命はある事には代わりない。
  
  事故は
  
  被害者も
  
  加害者も苦しむ
  
  今日は
  震災の前日
  
  兄貴の誕生日の3日前だ
  
  命ははかない。
  
  大事にね
  
  無事に回復するのを願って
  
  3月11日 0:34