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- 2017/4/15 5:50
- 深くブランケットに潜れ。
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- 夜が大好きだ。
しんと静まり返った夜の澄まし顔を僕は咳払いで鼻をつまんでやる。
そんなことを夜明けの今書いている。
ご苦労なこった。
朝の陽の光は爽やかだし、背筋を伸ばさせる冷えた空気も好きだけど、それでもぼくはやはり夜が好きだ。
濃紺を何度も重ね塗りした夜はまるで慣れ親しんだブランケットのようじゃないか。
そう思わないか?
思わないならいますぐ出て太陽の光を浴びて生きている喜びでも謳歌すればいい。
夜は僕のライナスのブランケット。
夜の闇に向けて投げたボールが何処に転がっていったのかなんてわからない。
届いたのか届かなかったのか。
そんなことさえもうどうだってよくなっている。
願わくば誰かが太陽を撃ち落として僕のブランケットが意地悪な誰かに収納されてしまわないことを祈って僕は何度目かの憎まれ口を飲み込む。
おはよう諸君。僕の中ではすでに真昼だ。
- 夜が大好きだ。