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- 2017/1/18 5:08
- 僕ねー腕短いのよ
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- 夜勤中である。
これを読んでいる方々はブレンディなるものをご存知だろうか?
なにも難しいものではなく、インスタントコーヒーのあれのことである。
僕は好きな女性のタイプがご飯を美味しく食べれる人と、夏場は麦茶を冷蔵庫に作っている人なのだが、ブレンディを一緒に飲める人も加えてもいいのではないかと思っている。
夜勤中である。
暇なのはツライところだが、日中にこれだけの安定した暇な時間を持つことはこの歳になると難しいことに気がついた。
ちょっと真面目に書いてみよう。
自分自身に対して諦めた瞬間を覚えているだろうか?
プロ野球選手になれない
芸能人になれない
アイドルを嫁にもらえない
好きな娘の隣に立てない
色んな場面で僕はたくさん諦めてきた。
1年歳をとるごとに増えて行く荷物に対して、悲しいことに僕の力は比例して増えていってはくれなかった。
両手を広げて精一杯抱えようと頑張って見てもこぼれ落ちて行くそれらに僕は聞こえないように「あゝ」と呟くだけしか出来なかった。
手に入れたものを無くすことに怯えて手に入れようとしなくなって行く自分。
それを見て情けない奴だと嘲笑う自分。
持てなかったものに対してあれはきっと良くなかったに違いないとイソップ童話のキツネのような自分。
求めなくなったことで求められてないのだと思うようになった。
自分というものの価値を見出すことが出来ない。
これはこれで楽だった。物好きな人が自分を求めてくれたらその人の持った器に合うよう流れ込んだ。楽だったなぁこれは。
流されているのか流れているのかわかんないけどあの頃から僕は望んですべてを受け入れるようになったんやないかな。
それは良くもあり悪くもあることだと知ってなにもしなかった。人の顔と名前も覚えなくなった。どうせ無くなっていくものなんだからと。
来るもの拒まず去る者追わず、精神的ヤリ●ンてやつだ。
そんな心にノーパンな僕もある日パンツを履くようになる。
鍵付き貞操帯だ。
諦めなくていいんだなってことに気づく。
気がつけば僕は結構な年寄りになっていたけれども、もう一度望んでみようという気になった。
楽しい時間が過ぎるのが怖かった僕は奥に引っ込んで行った。
吾、唯足るを知る
- 夜勤中である。