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    • 2017/1/17 17:49
    • アンモナイトな彼女
    • コメント(8)
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    • お腹がしぶっている。
      そう、俗に言う渋り腹である。
      夜勤だというのにトイレにかがみっぱなしである。

      困った。やれやれと僕はトイレットペーパーを多少乱暴に引き出したたむ。

      数年前に付き合っていた彼女に「なあ、一万円あげるからさ、ウンチした後お尻の穴拭いてくれない?」と言ったことを唐突に思い出した。

      その頃は普段から小さな諍いが僕たちの日常にはあふれていて、昨夜も猫の足音が何故ないのか?という内容で喧嘩したばかりだった。
      ビーズクッションに身を沈めた彼女はさながら不機嫌な猫を思わせる感じでテレビを観ていた。
      画面には何も面白くない芸能人のニュースが流れている。
      僕らは昨日の夜1つのベッドで背中を向けあって眠った。
      夜に喉の渇きで目が覚めた僕が見たのはシーツという地層に眠るアンモナイトのような彼女だった。
      やれやれ、今回の喧嘩は後を引きそうだな。

      僕は会社の上司から分けてもらっている糖尿病患者の尿を渇いた喉に流し込み、僕もアンモナイトになることにした。


      昨日の喧嘩の空気を壊そうと思って言った僕の発言に彼女は最初驚いた顔をして見せたが、一転して猫の様な瞳を、キラキラさせながら僕の提案を受け入れてくれた。

      「じゃあ、痔のケンさんのために柔らかいペーパー買ってくるね!」

      そう言って彼女は僕の買ってあげたお気に入りのスタンスミスを履いてドラッグストアへと出かけたいった。

      それっきり彼女は僕の部屋にもどってきていない。

      財布の紐が硬いって言っていた彼女のことだ。安いところを探してスタンスミスで駆け回っているのだろう。

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