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- 2013/2/25 13:58
- 『人間失格』
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- 大宰治の人間失格を読んだ。
人間失格を書いて間もなく、大宰治は自殺をしたと聞いていたので、勝手な思い込みだけれど、人間失格は大宰治自身のことを書いているのかな?と読むまでそう思っていた。
いざ読んでみると、大宰治と直接的なつながりはなくても全く関わりが無いわけではなくて、ある男性の手記を元に人間失格が作られた。
フィクションではないらしい。
最後まで読んで思ったのは、主人公(男)の本当の気持ちを分かってくれた人は、この話の中では誰もいなかった。
人の顔色を伺って、人間に恐怖を持ちながら人と付き合い、常に本当の自分を見せずに生きてきたからだろう。
だが、歳を取るにつれて、同棲したり結婚をしたり、その中で事件が起こって、今まで男の考え方が変わってくる場面もあった。
男は普通に生きていきたかったのかな。
最後で、バーのママと大宰治の会話で、
「男の父親が悪いのよ。」
と書いてあった。
それは俺も思った。
子供の頃に両親がもっと理解しようと接していかなかったのが原因の一つだと思う。
子供にも意思はある。
親が決めつけたら、これからずっとその子供は顔色を伺って生きていくことになるよ。
最初から重い話を読んでしまった(^-^)
次は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を読もう。
- 大宰治の人間失格を読んだ。