∞ルパン∞さんとモバ友になろう!
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- 2013/4/17 17:50
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- 【後悔先に立たず】
平成23年・9月14日、母他界。
乳癌が肝臓に転移して市内の病院にて家族の見守る中、息をひきとった。
翌年3月27日、亡き母の後を追うように父が亡くなった。
心筋梗塞でトイレの前の廊下で……(;_;)
母が他界した後、父と2人暮らしになったが仕事柄一週間に3日~4日ぐらいしか家に居なっかた私は、父の体調不良に気が付かなかった。
父が亡くなる2日前の日曜日、別居中の子ども達がお爺ちゃん(父)に会いたいと言うので家の掃除を手伝ってもらう事にした。
父も孫達が来てくれたので上機嫌だった。
そうじが終わり子ども達を送って行くことにしたのだが、翌日の朝、出勤時間が早かったので子ども達の家に泊まる事にした。
家を出ようとした時、普段は弱音を吐かない父が私に言った。
「ひろしよ、オラもう長うないかもしれん」
「どうしたん?体調悪いん?」
「おう、もう足が立たん様になってな~」
「ほんなら病院へ行こうや。日曜日でも救急で診てもらえるから」
「救急で診てもらう程の事じゃないけど」
「ほんなら会社に言うて休みもらうから病院で診てもらおうや。明後日帰ってくるから水曜日に休みもらうけん病院へ行こうや。」
「ほんなら連れて行ってもらおうか」
「解った、明日の朝、会社に言うて休みもらうけん」
「すまんの~」
「何を遠慮しよん。よっぽど具合が悪かったら遠慮せんと言いよ!誰かに頼んで病院に連れて行ってもらうようにするから」
そう言って私は子ども達と一緒に家を出た。
翌朝、会社に事情を話し水曜日に休みをもらった。
直ぐに父に電話をかけて「水曜日休みもろうたから病院に行こうや」と伝えた。
父も「すまんの~ほんなら連れて行ってくれ」と、元気そうな声で応えた。
火曜日、帰り便の荷物を積んで帰路についた私の携帯が鳴った。
隣の家の人からだった。
「お父さん死んどるぞ」
我が耳を疑った。
詳しく話しを聞いたら訪問介護の人が来て呼び鈴鳴らしても返事が無いので困ってたとこに隣人が来て家に入ってみるとトイレの前の廊下で上を見たまま息絶えてた父を発見したとの事……(;_;)
日曜日に私がもっと強引に病院へ連れて行ってたらもう少し長生きしてくれてたかもと後悔した。
しかし、後悔先に立たずだ……
父の寿命は天命によるものだったと自分に言い聞かせています。
- 【後悔先に立たず】