まほっっこさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2013/3/15 22:00
- ガラス菅を通る空気
-
- コメント(0)
- 閲覧(1)
-
-
- この青い空気に触れず、ガラスの管の中を音も無く通過していく。
色に触れられそうな、色の降る朝なのに、雪もなく、水のかおりにむせそうな、それが全て、今は夜なのだと言われているような。色に降れたくも、叶わない。
ガラス越しに、色彩の無い世界。
渇望する。
星に手が届かないことはない。輝く色は受け止められ、冬にはオリオン、きんと冷えた空気と、星を真似る雪が、街頭にきらきら煌めいて、星の下にいる自分を感じられただろう。
空が淀んだのではないが、ガラス越しに、ガラスに阻まれて、腐ったように安らかで清浄なエアコンの空気、それが肺を満たし、もうこの中でなければ生きられないと。
青と光と陰と、そのどこにも触れられない。
- この青い空気に触れず、ガラスの管の中を音も無く通過していく。