姫華さんとモバ友になろう!
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- 2014/9/7 7:05
- もう・・・。
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- 歩けないと思った。
自分の考えが甘かったのか・・・。
2年前に右膝を人工関節に換え、歩行がスムーズになった母の足。
杖の存在も忘れて歩く様になった。
曲がっていた右足が真っ直ぐになり、歩き方も綺麗で私の方が嬉しかった。
認知症にさえならなければ、もっと、もっと、自分の足で歩けたのに・・・。
施設で転倒?して左の大腿骨を骨折した。
それから1週間。
高齢者にはよくある骨折だけど、元々歩いていたんだし、手術してリハビリさえすればスムーズに歩けると安易な考えをしていた。
そんなに甘くなかった。
前回の入院時はまだ認知症も軽かった。
今は、高度の認知症だから、全てが上手くいかない。
元の様に歩ける様にと私もリハビリの先生が頑張っても、母は立とうとしない。
立つ力がないのか?
術後で体がしんどいのか?
体力がなくなってはと、必死で食事介助をする。
自分でお箸を持つ事も出来なくなってしまった。
一回の食事に2時間程かかる。
でも、必死で食べさせる。
点滴なんかより、自分の口で食べるのが一番だ。
でも、そんな思いとは反対に、母は強く拒否をする。
悲しい。
リハビリも進まず、刺激をしなければずっとベッドで寝ている母。
寝ている事が多過ぎて、背中と踵に酷い床擦れが出来ていた。
元々気の進まなかった病院。
ここは、看護の質がちょっと悪い。
だけど、自分の病院はベッドが満床だからと入院をさせてもらえず我慢した。
「褥創が出来るのは病院の恥」
そう言われて育った私達は、病棟でも2時間置きの体位変換は必須で、他にもグッズを使って工夫していた。
母の病院はそれがないらしい。
私が看ていないと、放ったらかしなのか?
私が家に帰ったたったの1日で、背中の皮膚が黒くなってしまった。
もう、元の様に、元気で歩くなんて、ないと思うと、涙が止まらなかった。
このまま、寝た切りになる勢いだ。
もう・・・。
どうしたらいいか、分からない。
ただ辛い感情だけが頭の中を占めている。
長く付き添ってあげられるのも今日が最後。
明日から、仕事に戻る。
1週間以上の休みはキツいらしい。
組織の一員だからやむを得ない。
だけど、親が入院しているのに、他人を看るということにどうも違和感がある。
そんな考えは、間違いなんだろうか?
- 歩けないと思った。