日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2012/6/24 21:18
- 最後に一つだけ
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- …また一つ、また一つ…思い出を辿りながら消していく。
一粒、二粒…涙の数だけ思い出に変わる。
愛していたハズだった、永遠だと信じてた。ただ、あまりにも周りの期待と反対の重圧が大きくて耐え切れなかった。
…彼と出会って初めて、フォルダーからメールを消した。
『大好き』と書かれたメール一つ消すのはボタン3回で済んだ。呆気ない。心だけはズタズタに切り裂かれたみたいだ。
彼の連絡先を絶ってみた。アドレス帳から消すのは容易なのに、頭で覚えた11桁をデリートするのはツライ…
苦しくて悲しくて切なくて。
お気に入りのぬいぐるみを、抱き寄せたくても…そのコ達も思い出のかけら達で。部屋にあるモノが大体は彼との思い出達で。
この思い出とカレの周りの重圧とは比べ難いモノで。でも、心を鬼にして…消してみた。
彼から離れていくコト、それが彼を救うべき手段なのではないかなと考えてしまって。
躊躇えなかった。…彼の啜り泣く声を聞いたら。
私に会わなければ、笑えてたのかな?私を愛さなかったなら悩ませなかった?苦しまずに済んだ?
ごめんね、も…ありがとう、も…。もぅ、彼へ伝えれないのかもしれないし、こんな私を友達にさえ思えないかもね。
最低、だよね。許せないよね、きっと。
でも、少しでも解放してあげたかった。彼が私を思わずに済んだなら私と彼の周りの意見に惑わされずに意見、言えるかなって。
『私の為』を考えてしまって言えないなら”私”が彼から居なくなれば、『自分の為』を考えて言えるのかなと思ったの。
彼と見た川沿いの桜をまた見たかった。夏にやった焼肉パーティーをまたやりたかった。秋にまた二人で誕生日祝ってほしかった。冬にホットワイン飲みながら見た花火をまた、見たかった。
また、雪降る季節…出会ったあの公園に行きたかった。出会うきっかけなった厚底ブーツ、今度は足くじいて痛めないようにするから(笑)
結婚して、子供が出来た時に付けたかった名前…男の子なら、女の子ならと2パターン考えたりしてた。
…バカだよね。今を幸せに出来ずに未来を幸せに出来る訳無いのに。
最後に一つだけ…願いが叶うなら。彼を、幸せな笑顔いっぱいにしてあげてください。
私の涙の数だけ、幸せを与えてほしい。
私は、頑張っていくよ。大丈夫、きっと笑える。
- …また一つ、また一つ…思い出を辿りながら消していく。