エースのマサさんとモバ友になろう！
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- 2011/2/11 2:01
- あの夏の日… 1979 西武球場《後編》
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- 中編からの続き。
久し振りに、同級生の友人と酒を飲み交わした。
その日の夜、いつもは聞き役の友人が、よく喋ってくれた。
自分はというと、突然の別れから数ヶ月…
まだ、立ち直ってはいなかったのだ。
数十年振りだろうか、
話が西武球場のﾌｪｽになった。
友人はこう言った。
「清志郎さん、もしかして、
お前にﾌﾘｽﾋﾞｰを投げてくれたんじゃないのか」
まさか
そんな筈はない。
偶々、近くに飛んできたのを拾っただけだ。
友人は気を使ってくれたのだろう。
でも… …
少しだけ嬉しかった。
そういえば、西武球場って、
名前が変わったんだっけ。
いつの間にか、ﾄﾞｰﾑ球場にもなっている。
この30数年の間、世の中はめまぐるしく変化した。
坊主頭だった中学生も、
もうすっかり大人だ。
ﾌﾘｽﾋﾞｰは、とっくにない。
ﾌｪｽの帰り際、関係者らしき人に渡してしまったのだ。
青春の思い出として、
とっておけば良かったと後悔もしたが、しょうがない
これでいいのだ。
あの日のことは、ずうっと心の中で大事にしてきた。
きっと、これからもそうするだろう。
あの夏の日、派手なお兄さんが投げたﾌﾘｽﾋﾞｰは、大きく…
大きく宙を舞った。 -
- 中編からの続き。
そんな筈はない。
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