流癒さんとモバ友になろう!
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- 2014/10/30 17:41
- 私の
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父親は、六年前に脳梗塞で倒れたときに、右半身に麻痺が残り、さらに失語症になった。
リハビリ病院に入院させたりもしたが、言葉は戻らなかった。
時々、あー とか うー とか、まるで唸り声のような音を出していただけだった。
いま、思うと、一回目の入院のとき、小さなかすれたような声で
かーちゃん と 私の母親を呼んでいたのが最後の声だったように思う。
ここ数年は、頷いたり首をふったりして 自分の意思を伝えようとしていた。それが、今年になり認知症が進んだのか、何を話しかけても、ただ頷くだけになっていた。
先週の土曜日、入所施設の昼食時だった。職員さんが目を離して つぎに
見た時には 青い顔して意識不明となっていた。
職員さんや救急車の人たちの必死のマッサージのかいなく、自力で呼吸できなくなり、そのまま逝ってしまった。なんの言葉を発することなく逝ってしまった。
葬儀には、たくさんの人が集まってくれた。生前、バレーボール部で監督をしていた。厳しい監督だったそうだ。強いチームにした。その頃の
教え子たちも たくさん来てくれた。
きっと、父親は、いい人生を送れたんだろう…
この日 晴天のなか 父は逝ってしまった。